高校生の息子が夜の8時過ぎに帰宅しました。いつもは鍵を開けて入ってくるのに、玄関のチャイムを鳴らしたので「さては鍵をなくしたな」と思いながら玄関のドアを開けました。
「どうしたの。鍵は?」「なんか、無い。ムッシュが無くなった」
ムッシュとは先日息子に買ってあげたバスの定期券ケースのこと。キャラクターのポーチに定期券ケースが付いていて、ポーチの中には家の鍵も入れていたらしいのです。
スポーツバッグにぶら下げていたのが、切れてムッシュはどこかに行ってしまったのです。

いやいや、待って。ムッシュより家の鍵より、定期券が!年間定期券を失くしたって・・・。
とにかく急いで車に乗り込み、歩いてきた道のりをゆっくり走って探してみました。
悪いことにちょうど雪が降り始めて、落ちているかも知れないムッシュを探すのは困難になっていました。
バス停まで行き、また引き返し、仕方なく警察署に紛失届をお願いに行きました。
担当の警察官がまた面倒くさいというか、親切丁寧なんですがムッシュの特徴を細かく聞きすぎなんです。「定期券に名前書いてあります」と言えば立派な判断材料ですよね。
ムッシュがどんな定期券ケースなのかを説明するも、なかなかイメージがわかずに何度も細かく質問してくる担当警察官。
うちの息子の説明もどうかと思いますが、警察官と息子の会話を苦笑いで聞いていました。

結局その日は見つけることができずに、また年間定期券を購入しなきゃいけないなんて、どうすればいいのと落ち込みました。
18万円する定期券。まだ3か月しか使っていなかったのに。

翌日、バス会社に問い合わせたところ、ムッシュが見つかりました。
落ちていたムッシュを拾った方が近くのコンビニに届けてくれて、コンビニからバス会社に連絡が入ったのです。
少し汚れたものの、ムッシュは元気に帰ってきてくれました。さすが、日本人は親切です。
私にとっては最悪な大事件でしたけど、前日のムッシュ探しの出来事を思い出してちょっと笑えました。
平和な日々を過ごせていることに、感謝。